自分のキャパシティーって、意外とわからないものですよね?
もうムリだと思ってから、もうひとふんばりできることもあれば、自分はもっとできるはずなのにと落胆するときもあるもの。
結局キャパというのは、自分では計れないものなのかもしれません。
逆に言えば、まわりの他人が決めるものでもあるんですよね。
たしかに他人の行動を見ていると、「アイツはキャパが狭いな」と感じることもあるでしょう。
けれど、もしあなたが部下や後輩を指導する立場にあるならば、その考えはまず捨てるべき。
むしろ、キャパは操作できるものだと考えましょう。
では、どうやって十分に能力を発揮させればよいのか。どうすればキャパが広がるのか。
今回はそんなテーマで考えていきましょう。
最もよくないのが例文のような「心配だよね」とか、「バカだなぁ」という言葉。
たとえそこに愛があったとしても、相手が自分をダメだと思うような言葉を使ってはなりません!
結局、相手の能力を縮めるだけですから。
なんだかんだ言って、人はほめて伸ばしたほうがいいんですよね。
「オマエはこんなもんじゃないよ」、「もっとできるんじゃない?」と。
人間っていうのは、自分の能力を低く設定しやすいもの。
例えば、会社で自己査定をさせると、実際の能力よりも下に査定する人が多いんですよね。
日本人らしいといえば日本人らしいのですが、きっと上司や先輩に「心配だ」、「まだまだだ」と言われ続けた結果なのでしょう。
まずは自分の限界を感じさせないように、ほめて伸ばす姿勢を持つことが、相手のキャパを広げる第一歩と心得ましょう。
実際に十分に力を発揮させるためには、また、キャパを広げるためには、相手に責任を与えることが大事。
結局、相手ができる範囲のことだけをやらせるのが1番ダメなんです。
たとえ自分の目にはキャパを超えていようとも、120%の力を出せばできるような課題を与えるのがいいでしょう。
失敗したっていいんですから。
ただし、ここで重要なのがフォロー。
ちょっとした声がけやアドバイスをしてあげるだけでも随分違います。
「もしものときは、助けてやるから大丈夫だ」という言葉でいいんです。
実際は助けてあげるつもりはなくても(笑)、その言葉で相手は力を得ることができるんです。
そうやって近くにいる人の後押しがあれば、自分の100%を突破して、キャパを広げることができるというわけです。
そして、この“なんとかなる”経験も重要。がんばればなんとかなるんだとわかれば、自分に可能性を感じることもできるはずです。
また、心配性の上司や先輩という存在も、キャパを広げられない原因のひとつ。
心配性の人というのは、結局、心の奥底では部下を信頼できていないんですよね。
スポーツ選手と監督の関係でもそうですが、まずは信頼をして、今持っている能力より、ちょっとだけ高い目標を与える勇気が必要です。
たとえば、走り高跳びで150pを目標にしたとしましょう。
このとき、きっちり150pにしてしまうと、147pぐらいしかとべなかったりするもの。
逆に153pに設定しておけば、150pをとべる可能性が高くなります。
仕事も一緒。
アイツはキャパが狭いという前に、キャパを決めつけず、相手を信頼して、ちょっと高い目標を与えることです。
そして、それをフォローできる器の大きさを持つことが大切なんですよね。