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エンジニアのためのコミュニケーション バグ 修正ラボ 心理学者:内藤誼人式 カドがたたない 職場ライフの心得
人と話すのが苦手。自分にはコミュニケーション能力がない……。 そんな悩みやストレスを抱えているエンジニアのみなさんに、心理学者の内藤誼人さんが、“カドのたたない楽しい職場”ライフを送るための心得を教えます。

 
09年12月08日更新
エンジニア言語ファイル

No.068

「彼に任せても
いいけど、キャパの
問題が心配だよね」

誰もが知る通り、キャパシティー=容量。意外と自分のキャパを知らない人も多い反面、人のキャパを決めつける人も少なくない。相手のキャパを信用していないときに思わずポロリとでるひと言。

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自分はダメだと思わせる言葉は禁句!
やっぱり、人はほめて伸ばすのが1番

自分のキャパシティーって、意外とわからないものですよね? もうムリだと思ってから、もうひとふんばりできることもあれば、自分はもっとできるはずなのにと落胆するときもあるもの。 結局キャパというのは、自分では計れないものなのかもしれません。 逆に言えば、まわりの他人が決めるものでもあるんですよね。 たしかに他人の行動を見ていると、「アイツはキャパが狭いな」と感じることもあるでしょう。 けれど、もしあなたが部下や後輩を指導する立場にあるならば、その考えはまず捨てるべき。
むしろ、キャパは操作できるものだと考えましょう。 では、どうやって十分に能力を発揮させればよいのか。どうすればキャパが広がるのか。 今回はそんなテーマで考えていきましょう。

最もよくないのが例文のような「心配だよね」とか、「バカだなぁ」という言葉。 たとえそこに愛があったとしても、相手が自分をダメだと思うような言葉を使ってはなりません! 結局、相手の能力を縮めるだけですから。 なんだかんだ言って、人はほめて伸ばしたほうがいいんですよね。 「オマエはこんなもんじゃないよ」、「もっとできるんじゃない?」と。

人間っていうのは、自分の能力を低く設定しやすいもの。 例えば、会社で自己査定をさせると、実際の能力よりも下に査定する人が多いんですよね。 日本人らしいといえば日本人らしいのですが、きっと上司や先輩に「心配だ」、「まだまだだ」と言われ続けた結果なのでしょう。
まずは自分の限界を感じさせないように、ほめて伸ばす姿勢を持つことが、相手のキャパを広げる第一歩と心得ましょう。

相手に責任を与えること
そして、今より少し高い目標を与えること

実際に十分に力を発揮させるためには、また、キャパを広げるためには、相手に責任を与えることが大事。 結局、相手ができる範囲のことだけをやらせるのが1番ダメなんです。 たとえ自分の目にはキャパを超えていようとも、120%の力を出せばできるような課題を与えるのがいいでしょう。 失敗したっていいんですから。

ただし、ここで重要なのがフォロー。 ちょっとした声がけやアドバイスをしてあげるだけでも随分違います。 「もしものときは、助けてやるから大丈夫だ」という言葉でいいんです。 実際は助けてあげるつもりはなくても(笑)、その言葉で相手は力を得ることができるんです。
そうやって近くにいる人の後押しがあれば、自分の100%を突破して、キャパを広げることができるというわけです。 そして、この“なんとかなる”経験も重要。がんばればなんとかなるんだとわかれば、自分に可能性を感じることもできるはずです。

また、心配性の上司や先輩という存在も、キャパを広げられない原因のひとつ。 心配性の人というのは、結局、心の奥底では部下を信頼できていないんですよね。 スポーツ選手と監督の関係でもそうですが、まずは信頼をして、今持っている能力より、ちょっとだけ高い目標を与える勇気が必要です。
たとえば、走り高跳びで150pを目標にしたとしましょう。 このとき、きっちり150pにしてしまうと、147pぐらいしかとべなかったりするもの。 逆に153pに設定しておけば、150pをとべる可能性が高くなります。 仕事も一緒。 アイツはキャパが狭いという前に、キャパを決めつけず、相手を信頼して、ちょっと高い目標を与えることです。 そして、それをフォローできる器の大きさを持つことが大切なんですよね。


今回の心得

人のキャパは他人が決めるもの。
だからこそ、相手をその気にさせることで操作することも可能。
相手を信頼して、ほめて伸ばしてあげる姿勢を持ちましょう。
また今できることより少し高い目標を持たせつつ、まわりの者がフォローしてあげることでキャパはもっと広がります!



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内藤誼人(ないとうよしひと/心理学者)
有限会社アンギルド代表取締役。在野の実践心理学者として活動を行っている。データに裏打ちされた軽妙な心理分析に定評があり、ビジネス、教育、恋愛などの分野での著書に『「人たらし」のブラック心理術―初対面で100%好感を持たせる方法』(大和書房)、『心をつかむメール術』(PHP研究所)、『ワルの恋愛術--ワルな男は3秒で女を虜にする!』(河出書房新社)等多数。
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